Blunting-Convenience Kit

フラグメントの平滑化とライゲーション
修飾酵素、ライゲーション
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
Blunting-Convenience Kit 312-06291 25 回用 20,000円  

製造元 (株)ニッポンジーン

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明

Blunting-Convenience Kit はDNA 末端の平滑化とライゲーション反応を簡単、迅速に行うことができるキットです。T4 DNA Polymerase はPolymerase 活性と3′→ 5′Exonuclease 活性を持ち、DNA 末端を効率よく平滑化することができます。また、ライゲーション試薬の2 x Ligation Mix はLigation-Convenience Kit と同じものであり、平滑末端ライゲーション反応も16°C、5 ~ 30 分間で効率よく行うことができます。

特長

・短時間(37°C、5 分間)で高効率なDNA 平滑化が可能(DNA末端形状かかわらず)・短時間(16°C、5~30 分間)で高効率な平滑末端ライゲーションが可能・ライゲーション反応終了液をそのまま形質転換に使用可能・平滑化反応、ライゲーション反応共に、標準反応スケールは20 µl

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製品内容

使用回数

包装単位は 20 µl反応系での使用回数です。

Blunting-Convenience Kit(25回用)
構成品 容量 保存 備考
T4 DNA Polymerase
25 µl x 1 本 -20°C  
10 x Blunting Buffer
50 µl x 1 本 -20°C  
2 x Ligation Mix 250 µl x 1 本 -20°C  

 

融解方法の注意

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使用例

プロトコール

(1) 平滑化反応液の調製
5’突出末端、3’突出末端及びPCR 産物など、末端を平滑化したいDNA(DNA 末端濃度で0.1~10 pmol)を17 µlに調製する。次に、10 x Blunting Buffer を2 µl 加え混合する。

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(2) 酵素の添加
T4 DNA Polymerase を1 µl 加え、ピペッティングで混合する。
(3) 平滑化反応
37°Cで5 分間反応させる。
(4) 反応の停止
平滑化反応液を氷中に置き反応を停止する。すぐに使用しない場合はフェノール/クロロホルム/イソアミルアルコール抽出、エタノール沈澱を行い-20°Cで保存する。
(5) ライゲーション反応液の調製
平滑化反応液、平滑末端DNA ベクター溶液を合わせて10 µl のDNA 溶液を調製する。10 µl の2 x Ligation Mix を添加し、混和する。
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(6) ライゲーション反応
16°Cで5~30 分間反応させる。
(7) 形質転換
反応液をそのまま形質転換に用いる。

 

実験例1 ベクター平滑化の有無による形質転換効率の比較

EcoR l (5′末端突出)とPst l (3′末端突出)でDouble digestion したpUC19 DNA について、本キットを用いて平滑化(37°C、5 分間)、ライゲーション(16°C、30 分間)を行い、大腸菌の形質転換を行った。未切断のpUC19 DNA によって得られる形質転換効率を1として、平滑化あり、なしの場合の形質転換効率を相対値でグラフに示した。

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結果

本キットによって、制限酵素処理されたpUC19 DNA が平滑化され、さらに平滑末端ライゲーションされたことが確認できた。

※その他にも「インサートDNAの平滑化」や、参考データとして「PCR産物の平滑化」のデータを公開しています。詳しくは製品マニュアルをご覧ください。

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資料 Data Sheet

製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

技術情報

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関連情報

備考

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問い合わせ先

購入に関するお問い合わせ先
富士フイルム和光純薬株式会社および同社代理店・特約店
製品に関するお問い合わせ先
株式会社ニッポンジーン 学術営業課

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